2018年6月9日 横須賀 武彦

痩せていても太っていても子宮内膜症のリスクが高くなる

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子宮内膜症とBMIの関係について

この研究では、1989年から2011年という長期の期間において、11万人超の看護婦さんが得た質問票データをもとに解析を行いました。

子宮内膜症は、5504人/1299349人に認められました。

子宮内膜症の診断は腹腔鏡による診断のもののみです。

18歳の時の身長と体重から導き出されるBMIをベースラインとして、

2年ごとに質問票を更新して、体重およびウェストヒップ比を更新していきました。

それによると、18歳の時の体重(≒BMI)および現在の体重(≒BMI)が、子宮内膜症との負の相関をしめしたというものです。

ウェスト・ヒップ比が0.60の女性では、ウェスト・ヒップ比が0.70〜0.79の女性と比較して、子宮内膜症の割合は3倍近く高く、肥満の方、BMIが35以上、あるいは40以上のグループは、やはり子宮内膜症のリスクが高かったとのことです。

若いころから適切な食生活や運動などによる体重管理がなされていることが大切なのだと思われます。 子宮内膜症は自覚症状がない方も多いですが、問診などにおいては現在の体重だけでなく、若いころの過度なダイエットや肥満など、そうした経験も今後重要な判断材料していく必要があるようです。

この記事を書いた人

横須賀 武彦

バンコク在住、(株)ジェイ・ウェッブ・クリエーション代表。1997年にバンコクへ移住し、現地工場長を経て2004年に会社設立。現在はバンコクで医療系の情報提供と起業支援を中心に活動中。日本国内で年に2回ほど個別相談会も開催しています。1952年生まれで茨城県水戸市出身、在タイ20年超