皆さま、お元気ですか?สวัสดีค่ะ 日本人スタッフの加地 茜(かじ あかね)です。
今年、2018年も残すところあと数時間。平成最後の年を簡単に振り返ってみました。
丸岡いずみさんが代理出産で第一子を授かる
フリーアナウンサーの丸岡いずみさんと、映画コメンテーターで知られる有村昆さんご夫婦が、日本国外での代理出産で子供を授かったことが公表されました。
丸岡さん夫妻は流産を繰り返していたこと、投薬治療の難しさなどから国外での代理出産を選択。凍結胚をロシアへ輸送して代理出産となったそうです。
世界初の体外受精児誕生から40年が経過
2018年は、世界で初めて体外受精による子供が誕生してから40年となる節目の年でした。
40年前の1978年は昭和53年、といえば新東京国際空港(現成田国際空港)開港、ディスコブームや「赤いきつねうどん」がヒットした時代です。
当時は成功例がなかった体外受精技術。「試験管ベビー」という言葉を聞いたことのある方は少なくないでしょう。
日本国内で初めて体外受精児が誕生したのはそれから5年後の1983年。
35年が経過した現在、日本で生まれた体外受精児は50万人を突破しました。
日本では17人に1人が体外受精により誕生している計算になり、この数字は今後も急速に増えていくことでしょう。
第三者からの卵子提供・精子提供の容認派が反対派を上回る
東大の研究チームなどによる調査の結果、卵子提供・精子提供などの第三者から卵子や精子を提供してもらっての出産、そして代理出産を容認する人の数が反対派を上回る数居ることが明らかになりました。
また、流産や体外受精を一定回数以上繰り返している夫婦に対して、着床前診断の対象拡大を進めていく方針を日本産科婦人科学会が表明。
とはいえ、「卵子提供・精子提供」や「代理出産」という言葉に抵抗感を持つ方はまだまだ数多く居られることは事実です。
2019年が子供を持ちたいと希望する方全員が、周囲の目を気にせずに「卵子提供・精子提供」や「代理出産」に踏み切れる世の中になる事を祈っています。