子宮内ポリープの取り除き方法について
子宮内にポリープがある場合、取り除く方法は大きく分けて3つあります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、医師と相談の上、どの治療法を選ぶかを決めるのが良いと思います。
1.子宮鏡を使用した切除法(TCR)
子宮鏡を使用してポリープを見ながら切除する方法です。全身麻酔を受ける必要があります。この方法のメリットは、ポリープを見ながら取り除くことができるため、取り残しがないという点です。一般的な治療方法であり、保険も適用されます。ただし、全身麻酔を受けるため、負担が増えることがあります。また、施設によって費用が異なり、入院する場合には10万円を超えることもあります。
2.古典的な掻爬法
胎盤鉗子などを使用してポリープを掻爬する方法です。外来で行われます。この方法の問題点は、痛みがあることや取り残しが生じる可能性があることです。古くから行われており、婦人科であれば行うことが可能です。
3.吸引法(MVA法)
最近では吸引法でポリープを取り除くことも可能になっています。手動で吸引キット(MVAのキット)を使用し、局所麻酔下で行います。この方法は内膜に負担を与えないため、お勧めの方法です。流産の手術に使用する機材と同様のものを使用します。掻爬と異なり、傷ができにくく、内膜が薄くなりにくいため、当院で行っている治療法です。ただし、キットを扱っている施設はかなり少ないため、この方法を採用している施設も少ないと思われます。
以上の3つの方法がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。自身の状態や希望に合わせて、医師と相談しながら最適な治療法を選ぶことが重要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 子宮内ポリープの切除は痛いですか?
A1. 切除方法によって痛みの感じ方は異なりますが、一般的には局所麻酔や全身麻酔を使用するため、痛みは軽減されます。
Q2. 子宮内ポリープの切除は保険が適用されますか?
A2. 子宮内ポリープの切除は一般的な治療方法であり、保険が適用される場合がほとんどです。
Q3. 吸引法での子宮内ポリープの切除はどのくらいの費用がかかりますか?
A3. 吸引法はキットを扱っている施設が少ないため、費用は施設によって異なります。一般的には10万円を超えることもあります。
Q4. 切除後の経過はどのくらいですか?
A4. 切除後は経過観察が必要です。医師の指示に従い、定期的な検診を受けることが重要です。
Q5. 切除後に再発することはありますか?
A5. 切除後に再発することもありますが、定期的な検診や適切なケアを行うことで予防することができます。
以上が子宮内ポリープの取り除き方法についての情報です。医師との相談をしながら、最適な治療法を選ぶことをおすすめします。
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参照記事:>https://ameblo.jp/kazutom/entry-12838860855.html