24年前に生まれるはずだった赤ん坊が生まれる!
先月、米国テネシー州で、24年前に凍結保存された受精卵から赤ちゃんが生まれたことが分かった。さらに驚くべきことに、出産した母親とはたった「1歳違い」だという。この驚きのニュースは「CNN」ほか多数のメディアで報じられている。
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■受精卵の凍結保存に問題は?
余剰の受精卵を25年もの長きにわたり保管し、しかも第三者のカップルに提供する。第三者による精子・卵子の提供すら未だ議論の中にある日本から見ると、今回の事態はかなり特異なことにも思える。まして、カップルがどちらにも血の繋がりのない子供を生殖医療を受け妊娠出産するというのは、にわかには理解しがたい事態である。
なお、受精卵の凍結保存が生まれた子供の健康を害するというデータはない。解凍さえうまくいけば、新鮮な受精卵と同様に機能することは生殖医療に携わる多くの専門家が同意することだという。24年前に凍結された受精卵から生まれたエマちゃんにも今の所異常はない。
記事元サイト:https://news.biglobe.ne.jp/trend/1221/toc_171221_1993436904.html
凍結胚はかなり長期保存しても、妊娠・出産可能な胚もあるという事ですが、日本ではほとんど再利用するシステムがないので、破棄されています。高額な費用をかけて凍結保存した胚を破棄処分にするのはどう見てもムダですね。
堕胎手術も年数20万件以上の行われているよりはマシですが、このまま現状が続けば何万という妊娠可能な胚が破棄されることは避けられないと思います。
日本だけでなく、海外にも門戸を開き、妊娠したい人の助けになれるような、国が凍結胚保管センターを設置する可能性は限りなくゼロなのでしょうか?