2017年10月13日 横須賀 武彦

今週の気になるニュースと記事まとめ2017.10.13

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「精液検査」を確立するためのクラウドファンディング

不妊の約半数は男性に原因があるにもかかわらず、「婦人科へ行くことがためらわれる」「平日の受診がむずかしい」などの理由で男性は積極的な妊活に取り組みにくい実情がある。

「精液の郵送検査」が確立されれば、自宅から自身の状態をスクリーニングすることが可能となり、妊活への理解や夫婦2人3脚での妊活につながることが期待できる。

今回のクラウドファンディング参加者には、2017年11月下旬に「郵送検査キット」が送付される。12月15日までに精液検体を郵送すると2018年3月下旬に検査結果とプロジェクト報告書が送付される予定となっている。

掲載ページ:https://www.ninsin-news.com/news_anArXkFG22.html

Readyfor
https://readyfor.jp

卵母細胞の染色体数異常により流産や先天性疾患が引き起こされる

研究チームは、染色体数異常が発生するメカニズムの解明を目的に卵母細胞の形成過程に焦点をあてたところ、10%から25%の卵母細胞に染色体分配の誤りが生じ、染色体数異常が認められた。

染色体分配の誤りは母体の年齢上昇に伴って増える傾向にあり、流産や先天性疾患(ダウン症など)を引き起こす可能性が高いといわれる。

サディ・ウィグノール(Sadie Wignall)助教授は、染色体分配の誤りにより染色体数が異常である卵母細胞は2種類のタンパク質(KLP-15、KLP-16)が欠如し、正常な細胞形成ができなくなると説明する。

掲載ページ:https://www.ninsin-news.com/news_anjpCD8h9e.html?recommend

Northwestern University
https://news.northwestern.edu/

妊娠期の食事において肉類は非常に重要である

国立アルコール乱用・依存症研究所は、1991年4月1日から1992年12月31日に掛けて、菜食主義の母親5109人と子供(15歳以上)5246人を対象に、妊娠期の肉類摂取量が子供に与える影響について調査を行った。

ビタミン12不足と胎児脳への影響

Joseph Hibbeln博士は、肉類・魚介類の摂取量が少ないことによりビタミンB12不足が生じ、胎児脳の発達に悪影響を与えると述べている。また、発達遅延、被刺激性・興奮性(軽度の刺激に対する異常反応)、精神疾患(認知障害、行動障害など)の要因と成り得る。

ビタミンB12は、葉酸を代謝させる働きをもつ。葉酸は、胎児の発育において必要不可欠な栄養素である。

菜食主義者などは、肉類・魚介類に含まれる栄養素を補う為に、野菜、果物、穀物類などの植物性食品、サプリメントにてビタミンB12を摂取することが推奨される。

掲載ページ:https://www.ninsin-news.com/news_anmfF5TbXS.html?recommend

WILEY
http://newsroom.wiley.com/

Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/

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この記事を書いた人

横須賀 武彦

バンコク在住、(株)ジェイ・ウェッブ・クリエーション代表。1997年にバンコクへ移住し、現地工場長を経て2004年に会社設立。現在はバンコクで医療系の情報提供と起業支援を中心に活動中。日本国内で年に2回ほど個別相談会も開催しています。1952年生まれで茨城県水戸市出身、在タイ20年超